レス・ポール製作記録
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ヘッドのインレイですが、エボニーと塩ビの境目をエポキシ接着剤で埋めました(LMIのアニリン顔料ブラックを少量添加)。
硬化後、240→400のペーパーで磨きシーラー塗装しました。境目が殆どわからなくなりました。
このタイミングが妥当かわかりませんが、フレットの摺り合わせです。このR付きブロックの裏面にサンドペーパー(400番)を貼り付けてあります。
フレットのクラウン(頭頂)が平らになってしまった箇所は専用やすりで補正します。
フレットの末端の最終処理は専用工具も市販されていますが私は持っていないのでサンドペーパーです。
さてシーラーです。局所的に塗りやすいのでハケ塗りにしました。
ヘッドのデカールをアルプス電気MDプリンタで印刷します。
手描き画像を白黒2値画像としてスキャンし、MSワードに図として取り込んで縮小印刷しました。失敗に備え予備を一緒に印刷しました。
ヘッドにデカールを貼ります。密着性を高める為、マークソフター、水に溶いたタイトボンドを併用しました。
シーラーは塗って磨いて(400番→1000番)を3回行いました。私の過去の作品に比べると丁寧に磨いています。
深い理由はありませんがトップから着色します。9号機(バイオリンキット)で学んだ塗装法を参考にしました。
まずヤマブキ色(自分で調合)を3回吹きました。
次にアンバー(これも自分で調合)を2回吹きました。
最後はサンバースト部分を濃いアンバーで吹きます。スプレーガンは丸吹き設定にし(それまでは縦長平吹き)、中央から周辺に向かって吹きます。
裏面は更に濃いアンバーで塗り始めましたが、
鮮やか過ぎて気持ち悪いので多少鈍いブラウンにしました。裏面は合計3回吹きです。
乾燥後、スクレーパでバインディングの塗料を剥がします。先ほど「マスキングするより楽で綺麗」と言ってしまいましたが塗料の厚みによってケースバイケースです。でも自分は今後もこの方式にします。
クリヤーコート前にパーツを仮設して記念撮影です。
いよいよクリヤーコートです。指板のマスキング位置はこのようにしました。
コーティングは長丁場です。器材を毎日丁寧に洗って収納するのは面倒なので、洗面器に水を張って漬け込んでます。水性塗料だからできることですが。
コーティング3回終了以降は研いで吹いての繰り返しです。
私はタミヤの1000番や3Mのスーパーファインを使ってます。
回を重ねるにつれ、ヘッドのデカールの境界も目立たなくなります。
コーティングはいつもの通り8回としました。
基本的に1日1回、それもボディ表、ネック、ボディ裏と分けて吹いたので2週間も掛ってしまいました。更にこの後1週間放置し十分硬化させます。
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