レス・ポール製作記録
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メイプルトップは目地払いビットで整形です。マホガニーバックをテンプレートにする感じです。 | |
整形が終わりました。 | |
さて、ちょっと気分を変えてヘッドのインレイ、デカールの版下を作ります。 こういう作業は手描きに限ります。 本家ギブソンの雰囲気を保ちつつ、オリジナルデザインにしますが、さすがにLove Peaceはクサいので、Let's Rockにする予定です。 TokaiのLove Rockは今でも有名ですが、その昔Let's PlayとかGanson(ギャンソン)、Gibbon(ギボン)とかあったそうで(笑)。 |
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先程の手描き絵をスキャナで取り込み縮小印刷し、タイトボンドで貝(MOP)に貼り付け、ジュエリーソーで切り出します。切り出し後、水に付けて紙を剥がします。 ちょっとした油断で一箇所折れてしまいました。 |
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当初塩ビヘッドプレートに直接埋め込もうとしましたが、ルーターの熱でバキバキになったので予めエボニー廃材(指板材)に埋め込んで大まかに切り出してから埋めることにしました。 こんなことしなくても最初からエボニーでヘッドプレートを作ればいいじゃんと思うでしょうが、あくまでオリジナルの雰囲気を大事にしたい(安っぽいところもそのままに)のであります(言い訳)。 |
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さて、メイプルトップに等高線を引きます。現在本物レス・ポールを持っていないし、本物とアーチも変わるので5号機を参考にテキトーに描きました。 | |
まずバインディングチャンネルを彫ってしまいます(トップが平らなうちの方が楽なので)。 但しこのようにビットの軸を浅く挿入して使うのはあまり良くないと思います。StewMacのバインディングルータービット(#1298)をいずれ買うつもりです。 プランによると丁度マホガニーバックとの境まで彫り、バインディング幅はプランでは5.6mmです。ちなみにヤマハSGはバインディング幅がもっと大きく、その分マホガニーバックの方も少し削ります。 |
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等高線は周辺から先に彫っていきます。理由はやってみればすぐわかります。 | |
さて、彫り終えた様子です。 アイチ木材のメイプルトップの厚みは18mmあり、一番周辺は10.4mm彫り(つまり7.6mm残し)、次を8.4mm、以降2mm間隔で浅くしていきました。 |
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以前はここでタジマサンダーで半日かけて頑張ったのですが、同じタジマツールの「アラカン」のR刃タイプを試してみました。 | |
1時間もしないでこうなりました。なかなか優秀です。今後はタジマサンダーと併用します。 |
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トレモロのお尻が当たる部分はこのように1段高く残しました。 | |
プランを元に、ピックアップのザグりを掘りました。でも盲点がありました(後述)。 ネックは未接着です。 |
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コンター加工をしてしまいました。 | |
ヘッドに耳を付けますが、センターの部分を58mm位まで削ってから接着しました。 本物レス・ポールと同じような継ぎ目位置にする為です。この辺はプランには記述がありません。 |
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ヘッドを仮切り出ししました。 | |
そろそろネック接着が近いので、できることはやってしまいます。 トレモロ裏のザグりですが、傾斜部分を拡大しました。 |
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ネック接着前にテノンの記念撮影です。随分複雑な形状です。 | |
こちらは側面。 | |
こちらは裏面です。 |