セミアコ製作記録
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さて、ネックの側面(どちらか一方でOK)を平らにします。
何故かといいますと、
ご存知の通り、トラスロッドチャンネル彫りのガイドにする為です。
彫る前に何度もスライドさせて確認・練習します。
材が暴れないようL金具やガムテープを使ってもよいでしょう。
さて、いよいよ恐怖のチャンネル彫りです。カーリーメイプルは堅いので特に嫌です。でも仕上がりが美しいのでやめられません(笑)。
ルーター作業の注意事項はこちらか7号機(Red Special)製作記録をご参照下さい。一度に削ろうとしないこと、起動時はモーターの高速回転が安定してから切り込むこと、停止時はモーターが完全停止するまで動かさないのが基本です。
さて、深さ11mm、幅5.5mm(StewMacのHot Rod使用の場合)に彫り終えました。これが終わるとホッとします。
ヘッドやネックの切り出しをします。まず鉛筆で下書きをします。
鋸、カンナ、小刀、あらゆる工具を駆使し切り出していきます。
先述の卓上糸鋸を使ったら刃を折りました。厚みが一定の材でないとダメですね。
今回はヘッドも真面目にテンプレートを作ることにしました。
ダキスト風に大きなハートの穴を開けます。長女(5歳)は「プリキュアみたい」と大喜びですが、厄介な問題もあります。
の部分でとなりの弦に触れないようにし、かつ→│ │←の部分を1/2インチ(12.7mm)にする必要があります。フリーハンドではうまくいかずCADを併用しました。
命名、シャイニールミナス!
指板とネックの間に位置決めピンを丸棒で付けました。Martinキットから頂いたアイデアです。これがあると作業性がかなり良くなります。
穴はフレット溝の真下を避けてドレメルで彫ります。1フレットと17フレットの2箇所に対角線状に付けました。
指板を両面テープで仮止めし、更にネックをザクザク削ります。
ロッドのアジャスト部はルーターでは彫れないので彫刻刀が活躍します。
ロッドを入れてみました。レンチでうまく廻せるまで彫ります。
ヘッドプレートはLMIからインディアンローズウッド(3mm厚)を購入しました。
ヘッド厚はヘッドプレート込み15mmなので12mmまで薄く削ります。
カーボン紙で平面性を確認しながら徐々に薄くしていきます。
テノン(ボディとの接続部)の加工はのこぎり主体で行いました。写真のように木製の小さな台(すのこ?それとも椅子?)にくくりつけ加工しました。
とりあえずこんな感じになりました。ネック仕込み角度はとりあえず5°にしています(後々ブリッジ高さから精査します)。
本当は指板の19Fから末端(23F相当)まで楔形に薄く材を残したかったのですが(詳細は後ほど)、作業性が悪いので後付けすることにしました。
これから更に整形していきますが、その前にボディ側も加工します。
【後記】
ネック仕込み角度は最終的に3°になりました。補正が結構大変でした。
さて、ヘッドプレートを接着します。卓上糸鋸で切出してから接着することにしました。
接着は勿論タイトボンド、クランプを駆使して接着です。
乾燥後、糸鋸で切り出し、ピンバイスで表裏から糸巻きの下穴を開けました。
テンプレートを両面テープ貼りし、ルーターで整形します。といってもガイドローラー無しのフリーハンドです。
どなたかドレメル用のローラー付きビット教えて下さい(多分作れると思います)。
とりあえずこんな感じです。

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