セミアコ製作記録
No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 TOP
アーチ彫りは5号機で考案した手法です。 センターブロックのアーチは表板のアーチと同じ(?)ですので、まずはこれを計測します。長尺を水平に立てて最高地点からの落差が2mm、4mm、6mm、8mmの点を探し、等高線を引きます。 |
|
これをセンターブロックに写し取ります。 | |
等高線通りにルーターで階段状に彫ります。BOSCHでもドレメルでもOKですが今回はドレメルにしました。こちらの方が静かで遅いです。 周辺(低い所)から先に彫ります。 |
|
等高線を彫り終えたらタジマサンダーで黙々と削ります。等高線が完全に消えるまで丸1日掛かります。スノコ方式とどっちがマシでしょうね(苦笑)。 | |
とりあえず表板に載せてみました。一見バッチリに見えますが、まだ隙間があります。カーボン紙を使って微調整していきます。 | |
表板の裏面にカーボン紙をテープ貼りし、センターブロックに擦りつけて凸部を調べます。 今までは宅急便の伝票を使っていましたがさすがに面積が足りないので今回から購入品を使ってます。 |
|
凸部を削ります。これを黙々と繰り返します。 | |
もう一つの方法としてタイトボンドをスポット状に塗布して確認する方法もあります。確認したらすぐ拭き取ります。 | |
引っ越しで中断していましたが新居にて作業再開です。 センターブロックと側板がモールドにすっぽり入るように整形します。 |
|
注文した側板は若干幅広に作られていたので36mmまで削りました。最終的には35mm(表裏板込みで45mm)にします。 | |
センターブロック幅は115mmとしました。狭いとテイルピースのポストがはみ出てしまい、広いと重くなり、またFホールと干渉します。110〜120mmが妥当だと思います。 | |
いよいよ側板とセンターブロックを接着です。先にネック側を接着しました。モールドに入れ垂直に立てることで自重を用いたクランプとしました。 | |
次にエンド側です。タイトボンドをセンターブロック、側板双方に薄く塗りました。 | |
ヘッド側と同様、モールドを使い自重を用いてクランプです。 モールドへの付着防止にクッキングシートを挟んでいます。 |
|
気をつけたつもりですがそれでも隙間が見えます。タイトボンドを水で溶いて流し込み、モールドを若干傾けて無理矢理に接着不良箇所を補正しました。 | |
さて側板の接着が完了しました。センターブロックに搭載されるパーツのうち、最も幅広なのはテイルピース(のはず)ですのでこれ位の幅があれば十分かなと思います。 | |
いよいよライニングを接着していきます。先述の通りマンドリン用(バスウッド?)ですが、StewMacで売っている普通のアコギ用(マホガニー)で良かったようです。 | |
ウエスト部分の押さえは段ボールでやりました(邪道)。 | |
カッタウェイの角部分の先端だけはライニングを1ピースずつ切り、更に断面を台形に加工して接着しました。そうしないとはまりません。 | |
さて、リムができました。下面が平ら、上にアーチがある上下非対称です。本物は上下平らだと思います。 |