25号機 バタヤンモデル
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リファレンス機(1955年製)と記念撮影です。
ピックガード兼、コントロールボックスですが、マホガニー4mm板の積層で作ることにしました。1枚ずつ木目方向を垂直にして強度を確保します。ちなみに左が厚く、右が薄いです。
こんな感じ。尚、バタヤン本人所有機のアウトプットジャックは年代によって他の場所に移設されていますが、使いやすさを考慮したのではなく、単に元の場所でプラスチックが割れてしまった為と思われます。私はオリジナル通りの場所にします。
【後記】結局バタヤンと同様の箇所にしました。
裏面はこんな感じ。楽器作りというより模型作りですね。
記念撮影です。
そろそろブリッジ、テイルピースを手配しようと思います。で囲った部分の色合いを見るとブリッジはクローム、テイルピースはゴールドのようですね。
【後記1】その後、このブリッジの薀蓄を調べました。所謂ギブソンABR-1なのですが、サドルがナイロンです。ネットで「ABR-1 ナイロン」で検索すると、交換サドルだけでも4,000円超、復刻品新品で1万円弱、当時物は平気でギター1本位の値段がします。どうもビートルズのエピフォン・カジノに使われていた影響でプレミアム(ボッタくり)価格になってしまっているようです。メッキはやはりカジノと同様、クロームで正解のようです。
【後記2】お気づきの人も多いと思いますが、ギブソンとナショナルでは弦間ピッチが違うため、バタヤン機はサドルのセンターから外ずれした位置に弦が張られています(特に1弦、6弦は外ずれが顕著)。またカジノ等とは前後逆(調整ネジがテイルピース側)です。
ナイロンサドルのGOTOH製ABR-1ブリッジ(クローム)を購入したのですが、バタヤンモデルと同様にサドル3つを反対向きに付け変えようとしたところ、破損してしまいました(T_T)。ちなみに写真はネジが切断していますが、折れたのではなく、ナットとネジがバカになったので仕方なく切断しました。
GOTOHは個人シロート製作家にはドライ(部品単品販売に応じないどころか、そもそもコミュニケーションしない)会社という印象があるので諦めかけたのですが、購入元のGUITAR WORKSさんに相談したところ、「GOTOHのABR-1は、従来タイプのサドルのがたつきを解消するためにオクターブビスのナットを
接着剤で固定して外せない構造になっています。 ビスの外し方はナット部にハンダこてをあてて熱を加え接着剤を緩めて少しずつ回して行きますが、熱を加え過ぎますとワッシャーやサドルが変形してしまいますので注意が必要です。」との詳しいアドバイスを頂き、さらにナッシュビル用ですが、交換パーツを1本送って下さいました(^^)。
おかげさまで何事も無かったかの如く、ブリッジができあがりました(GUITAR WORKSさん、ありがとうございます)。ローズウッドの足は、アーチトップ用のデザインを参考にフラットトップになるよう自作しました。
ピックアップを分解してみました(カバーを固定していたハンダは溶かさずナイフでカット)。ギブソンと同様、バーマグネットで間接的にポールピースを励磁するタイプです。ボビンは紙です。コイルはパッと見、ハムバッキングのコイル1つ(標準で5000ターン)位の大きさです。見かけは立派ですが、パワーはP-90(マグネット2つ、10,000ターン)はもちろん、ストラトのシングルコイル(8000ターン)より弱いはずです。
【後記】直列抵抗を測ったら9キロオーム以上もありました。ハムバッキング並みです。よほど粗悪な(抵抗率の高い)電線なのか、あちこち接触が悪いのか・・・。音はそんなに大きくないので巻き数が多いとは思えません。
これは古いパテント図(US2683388)です。全くと言っていい程、同じですね。
4〜5日熟考(?)した結果、ギブソンハムバッキングをベースに、スラグ側のコイルをダミーにしてシングルコイルにすることにしました。カバーはGUITAR WORKSさんで購入した黒いプラスチック製を採用します。ピンクで示した部分が鉄で簡単にできればいいんですけどね。ちなみにギブソンのベースプレートは一見似ていますが非磁性体(ニッケルシルバー)です。
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