25号機 バタヤンモデル
製作記録(No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 No.11 No.12 No.13 No.14 No.15) TOP

ナットを削り出し、ブリッジ&フレットを調整し、生音が出せる状態になりました。リファレンス機(1955年製)と並べて記念撮影です。
このアングルからも
このアングルからも(^^)
先述の通り、ブリッジ上の弦間ピッチは少し広め(10.8mm位)にします。一方テイルピースはギブソン規格のままなので、特に1弦・6弦はハの字になってしまいます。
ピックガードですが、本物は薄い成形品をネジで留めている為、ネジ周辺が凹んでいます。これも再現します。
エアブラシの小手先技で、表面を梨地状に仕上げました。
バタヤン機はジャック位置を変更していますが、この位置だとPOTと干渉します。このように小さいPOTをつかい、メーカー出荷時と逆向き(ハンダ付け端子をボディエンド側)にしているかもしれません。実物を分解した人でないと真相はわかりませんが、その前提で工作しました。まず回転防止を兼ねたアース渡り線。
キャパシタ(0.047uF)、ピックアップ、弦アースをハンダ付けします。この写真で左がVol、右がToneです。Toneは結局一般的な配線(時計回りでトレブリーな音)にしました。
弦アースをテイルピースのポストに挿入しました。これで電気系も完成ですが、ややノイズが多く感じたのでシールド処理をすることにしました。
という訳でシールド処理です。劇的にノイズが減りました。本物はどうなっているのかな。ピックアップにもシールドを施そうと思いましたが、これで十分なのでよしとしました。
フィンガーレストを取り付けます。
ケースは既製品です。
ストラップの形を変えました。
とりあえず完成としましょう。本物はピックガードにもっと穴がありますが。
【後記】お客さんに貸し出した映像を見た(聴いた)ところ、ハウリングしていたので結局パラフィン含浸しました。紫の電線は含浸中にテープが解けるのを防止し、かつ鍋から取り出し易くするためです。
同時にピックアップカバーもシールド処理しました。
製作記録(No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 No.11 No.12 No.13 No.14 No.15) TOP HOME