ブライアン・メイモデル(Red Special)製作記
No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 TOP

塗装と並行してコントロールパネルを作ります。スイッチの重ね合わせ部分がぶつかることがわかったので○部分を少し削りました。
ヴォリューム、トーンのPOT(可変抵抗)は回転止めが引っかかるよう、この部分だけゲタをはかせました。ピックガードと同じ材料をバインディングセメントで貼り付けます。
スイッチのネジめ穴は木工やすりの角で仕上げました。これをドリルでやると一気に削れ過ぎてしまいます。
コントロールパネル組み立て前に記念撮影です。○の部分の配線に余裕を持たせる為、多少大きくしてあるのが判りますか。
コントロールパネルの裏に銅箔(StewMacで購入します。糊も導電性のようです)を貼り、部品を装着し、ハンダ付け前に全点導通&抵抗値チェックをしました。
ロータリースイッチだけ動作がおかしく、シャフト切断に伴う故障と思い、わざわざ秋葉原で買い直しました(しかも2個も)。
新品を買い直して判ったのですが、故障ではなく私の勘違いでした。
写真の○で囲った部分が導通する接点です。左はわかりますが、右は絶対間違えますよね〜。
いよいよハンダ付けです。大量生産の製品の場合、予め端子とワイヤーの両方をハンダメッキし、両者を溶かして癒着させるのが一般的ですが、今回はオーディオマニアがやるように線を端子に絡げてからハンダを流し込みました。すごく手間が掛かりますが、今回はスイッチが多く接触不良が怖いのでこだわりました。
ハンダ付けが8割方終わったところです。仕事柄(性格上?)、細い電線が嫌いで0.5スケ(断面積0.5mm2)を使ったこともありますが、すごい形相となりました。
タタリ神みたいです(何のことやら? と思う方はもののけ姫をご覧下さい)。
ちなみに赤がRed Specialモードでのみ使う線、青がストラトモードでのみ使う線、緑が常時アース(GND)、白(黄)はHOT、黒はCOLDです。
いよいよ着色に入ります。StewMacのチェリーレッドステインをクリアラッカーに適量入れただけです。
廃材で試し塗りです。
トレモロキャビティのみハケ塗りしました。
バインディングと指板を再マスキングしていよいよ着色です。例によってスプレーは風呂場で行います。これはネックを作業台(兼、食卓)で乾燥させている図です。我が家に専用の作業部屋はありません(苦笑)。
赤は色の乗りが良く、2回のスプレーで充分でした。
バインディングのマスキングテープを剥がし、はみ出た赤色をスクレーパで削って仕上げます。
尚、5号機で使用したクリヤーラインテープは何故か剥がれやすく使えませんでした。今回は普通のマスキングテープです。
Red Specialはヘッドにロゴなどありませんが、どうしてもデカールを作りたく、ヘッド裏に型式等を貼りました。今回は白文字です。もちろんアルプス電気のMDで作りました。
命名、Red Special Plus!
いよいよクリヤコーティングです。これは既に2回噴霧し、作業台(食卓)で乾燥させている図です。
Music123に頼んでおいたクロームメッキのPUカバーが届いたので塗装中ですが記念撮影です。
メッキがいい感じ、と言いたいですが光の当て方が悪かったです。そろそろデジカメ買おうかな・・。
クリヤーコーティング3回目からは塗装→乾燥→研磨の繰り返しです。
合計8回コーティングしました。
メッキPUカバーはピックアップ付属品より多少大きかった為、ピックアップキャビティをドレメルで多少広げました。
そして何事も無かったかの如く、ピックアップキャビティをハケ塗りしました。
また、ストラト用スイッチの下がボディと干渉しそうだったので安全を見て1mmほど彫りました。
キャビティに導電塗料を2回塗ります。写真では未実施ですが、ピックアップキャビティにもネックを外して(染み込んで汚れないように)塗りました。
仕上げですが、私は気合が無いのでスポンジ磨き(3Mのスーパーファイン、ウルトラファイン)をしてコンパウンド磨きしただけです。機械でのバフ研磨までは行っておりません。それでも本物よりは遥かに綺麗です(苦笑)。
いよいよ組立てです。ネックをボルト止めしました。先述の通り、フロントピックアップ内の2本の強化ボルトは私のオリジナルです。
糸巻きを取り付けます。塗料で穴が小さくなったのでリーマーで多少広げました。

No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 TOP