ブライアン・メイモデル(Red Special)製作記
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製作開始です。ボディ材(ホンジュラスマホガニーの1ピース材と薄板)はLMI、ネック材(やや長めのマホガニー)はStewMacに注文しました。前者は注文後3日、後者は何と2日で届きました。
ネットで入手したRed Specialのプランには明確なボディ寸法の記載は無いのですが、幅が最も大きい所で350〜360mmのようです。
一方、LMIから届いた1ピース・ホンジュラスマホガニー材は幅が352mm(カタログ値は13.5インチ=343mm)でした。この材をぎりぎり使い切るようなプランを作成しました(写真では模造紙に見えますが、実際は方眼紙です。CADで作図し、方眼紙に写し取っています。)
ハードウェアはネック材と一緒にStewMacに注文しましたが、ミニスイッチとロータリースイッチ(何と、あのアルプス電気製です)は秋葉原の千石電商で購入しました。ミニスイッチは40円、ロータリースイッチは280円と安価です。本物のミニスイッチは白ですが特注になってしまうので黒で妥協しました。
尚、トレモロ、ストラト用スイッチともにMade in Japanでした(苦笑)。
【後記】
このトレモロはゴトーのGE101Tと思われ、弦間ピッチが11.3mmもあります。ヴィンテージストラトがこうなのだと思いますが、5号機で用いたウィルキンソンの10.8mm、ギブソンTune-o-maticの10.4mmに比べるとかなり幅広です。リアピックアップの選定や指板幅に影響しますので要注意です。
トレモロはフツーのシンクロナイズド・トレモロです。本物のRed Specialは39mm厚ですが、今回はストラトと同様、1.75インチ(44.4mm)にします。
ネック材は長いので多少歪んでいます。定規と紙を使って調べ、最も平らな箇所を指板貼り付け箇所とすることにしました。
トラスロッドの溝をルーターで掘ります。わかりやすいようにマスキングテープでマーキングします。
材は作業台(ベニヤ板)にネジ留めしたL金具に挟んで固定します。
ルーターのベースプレートにストレートガイド(黒い部品)を取り付け、材の端をガイドにして溝を掘ります。そのためトラスロッドの溝はネックを加工する前にやるほうが楽な訳です。
ルーター作業は木屑が沢山出ますので私は風呂場でやってます。漏電による感電に細心の注意を払います。保護眼鏡とマスクも着用します。手袋は滑りやすいので着用しませんが、薄いゴム手袋なら良いと思います。
ストレートビット(φ5.5mmm)を取り付けます。ロックピンを挿入して付属スパナでコレットナットをしっかり締めます。
ビットの挿入が浅すぎると良くないのは誰でもわかりますが、奥に完全に当たるまで挿入するのも良くないそうです。当たるまで挿入し、1〜2mm戻してから締めます。
コレットナットの内部にある”コレットチャック”はビットに軸径に合わせて交換します。左から6mm、1/4インチ(=6.35mm)、8mmです。
欧、日で一般的な6mmと米国で一般的な1/4インチは兼用できません。
実は今回、軸径6mmのストレートビットを6.35mm用コレットチャックで使ってしまいました。暫くは切削できたのですが途中で急に緩み深堀りしました。反省です。
ルーターに電源を入れる際は、このように若干傾けてビットが材に当たらないようにし、
電源投入後、高速回転が安定したら切り込みます。そうしないと強力なキックバックを受け、ルーターが吹っ飛んだり、材をバキバキに砕いたりします。

切削終了時はルーターは持ち上げず、しっかり持ったまま電源を切り、モーターが完全に止まるまで左右にブレないようにします。
一回で掘れる深さはビット径の半分以下です。
このビットの径は5.5mmです。最終的に7/16インチ(約11mm)の深さまで掘りますので、4段階以上かけて掘ることになります。私は臆病なので今回は5回以上に分けて掘りました。
今回、3回目の切削の際にビットが緩み、一気に深堀りされるトラブルが発生しました(幸い11mmを超えておらず助かりました)。後になってコレットチャックを付け間違えていた為とわかりました。
前回に比べれば遥かに軽症でしたが、それでも若干ビットを焦がしました。スチールウールで清掃し、機械油を付けておきます。
指板は前回(ヤマハSGレプリカ)製作時に不良クレームで再送されてきたものです。きめの細かい極上品です。
目的の形の一歩手前までカンナで削ります。本物のRed Specialはショートスケール(24インチ≒610mm)で指板の幅やネックの厚みがローポジションからハイポジションまであまり変わらないのですが、私はPaul Reed Smithと同じスケール長(25インチ≒635mm)、ローポジションで細く(43mm)ハイポジションで幅広い(56mm)一般的な指板形状にしました。
【後記】指板の幅(特にハイポジション側)は使用するトレモロの弦間ピッチによって微妙に変わります。削りすぎると弦落ちしますので注意しましょう(56mmはぎりぎりでした)。
指板のエンドは糸鋸でカットします。
ヘッドの角度は本物同様4°、レスポールの14°に比べるとかなり緩いです。
のこぎりで正確にカットするのは難しいのでドレメルで階段状に削り、
タジマサンダーで仕上げました。
のこぎり(ガキ大将、糸鋸)でぜい肉を落とし、大まかなネックの形状にしました。
本物と同様、ネックはリアPUの直前まで深くボディに挿入されたネジ止め式(デタッチャブル)にします。その為、一体物の長いネック材を購入した訳です(本来この材は切り刻んで接着しクラシックギター用に使う材です)。

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