ブライアン・メイモデル(Red Special)製作記
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アウトプットジャックを取り付けてみました。これはφ12mmの穴を空けるだけのタイプです。
Red Specialの特徴である、ピックアップの枠を作ります。
これが何のためにあるのか不明ですが、私の推測ではピックガードとピックップの間にできてしまった隙間を埋めているのではと思います。本物はつや消しでボロボロに崩れていることからゴムか何かだと思うのですが、私は巷のレプリカと同様、ピックガード材で作りました。でも400のサンドペーパーでつや消しにしています。
とりあえず記念撮影です。かなり雰囲気が出来てきました。
コントロールパネルをビス留めしました。
ロータリースイッチ(中央)の軸が長すぎるので糸鋸で数ミリ程カットです。アルミなので切削は容易です。元々このように短く切って使う仕様なのかもしれません。
ネックの止めボルト(最後の2本)を付けました。これはオリジナルにもあります。
ピックアップもネジ留めしました。付属のネジ(φ3mm位)ではなくφ2.6mmを別途買いました。ダイレクトマウントの場合、ピックアップのネジ穴を広げる必要がありますが、後々の部品転用を考えてこれを避けました(貧乏性)。
ピックガードもビス留めしました。
サイドポジションは4号機(StewMacのアコギキット)の余りを使いました。ポジションマークを埋めたフレットの横に、ポジションマークと同じ数を埋め込みます。従って24Fは狭いところに3個も埋める必要があります。
私はシンプル好きなのですが、今回トレモロスタビライザーを試してみることにしました。穴を3箇所(止めフックのビス穴2箇所、シャフト用の大穴1箇所)空ける必要があります。
付けてみましたが使い方がどうもわかりません。多分最終的には使用しません(苦笑)。
いよいよ塗装に入ります。まずは下地仕上げです。スクレーパで余分なバインディングを削り(今回はピッタリサイズで作ったので殆ど無かったが)、タジマサンダーで整形、最後は240番のサンドペーパーです。
タジマサンダーはこんな所にも入りました。便利です。
ヒール部分もこのように整形しました。
マホガニーは目止めが必要な材です(メイプル、スプルース、アルダー等は不要)。今回は「との粉」ではなく、StewMacのグレインフィラーを使いました。水性クリヤーラッカーとゼリーを足して2で割った感じです。
材をきれいにした後、まずハケで導管と並行にざっと塗ります。
3〜5分経過後、斜め45度の方向に不要なカードで掻き取ります。・・と取扱い説明書に書いてありました。
ネック、ボディ両方とも目止めが終わりました。飴色になりました。
シーラーを噴霧します。まずは下地磨きです。400の紙やすり、スポンジを使いました。
指板、バインディングをマスキングします。塗装しやすいように柄も作りました。
これが愛用のスプレーガン(オリンポス・アリーズ SGA-6309 SC:ノズル径0.9mm、丸吹き平吹き兼用)です。通常は平吹きのセッティングで使います。
コンプレッサーはエアブラシ用のエアテックスAPC-006Nです。アリーズとの組み合わせでは0.1MPa程度の圧力しか出ませんが十分噴霧できます。もちろん普通のスプレーガンはこんな低圧ではまともに動作しません。
スプレーは例によって風呂場に新聞紙を張りつめて行いました。水性シーラーは”垂れる、はじく”で困難でした。先が思いやられます。
【後記】垂れる、はじくはシーラーだけで、着色、コーティングはうまくいきました。何だったんでしょうねえ。
シーラーは3回吹きました。ここでマスキングを一旦剥がします(研磨の際にテープが傷むので)。
ボディ下の網のようなものは新兵器、100円ショップで売っている滑り止めです。
この上でボディ磨きをすると非常に作業性が良いです。

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