Martinキット製作記
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ここからは通常のキット製作と同じです。キット付属の組立て説明書(英文)を読まなくても誰でも作れるような製作記録を目指します。 まずは木枠(モールド)作りです。付属の型紙を参考にします。ファルカタ集成材を使うのがナウなヤングのやり方だそうです。 今回は240×600×15mmを4枚使って作ることにしました。 糸鋸で切断し、1枚だけ真面目にやすりで整えたら・・ |
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残り3枚はルーターで整形します。でもファルカタは柔らかい(パサパサ)ので4枚すべて糸鋸でも楽に切れます。 | |
スプールクランプ用の溝を切ります(幅5mm、奥行き25mm)。今回は63mm間隔で1周あたり24箇所です。 | |
切れ端を2枚挟んでタイトボンドで組み立てました。つまり今回のモールドの厚みは60mmです。000タイプの場合、若干これより薄くてもよいと思います。 | |
尚、分解性を考慮し左右2分割(ボルト止め)できるようにしました。 | |
ウエストのくびれ部分は内側から強く押されるので隙間を埋めました。 | |
廃材を加工し、ターンバックルを用いたウエストクランプ(?)を作ります。 ターンバックルの頭は材に溝を掘って挟み込みました。 |
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側板は若干大きめなので切断します。フロントブロック側は1mm切断することにしました(木枠側を大きくする方法もありますが、削り加減が難しいので側板側を切ることにしました)。 削り過ぎないようマスキングテープで目印を付けます。 尚、エンドブロック側はフロントブロック接着後に切断長さを決定します。 |
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フロントブロック接着は最初にして最大の難関、前回大失敗したところです。 今回は予め位置決めにライニングの1片を接着しておくことにしました。 表板側(ラインが平らな方)は面合わせ(僅かにはみ出る位)、裏板側(ラインがカーブしている方)は0.8mm程度はみ出るように接着します。 |
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フロント側の側板つなぎ目も予め仮接着しておくことにしました。この時、表板面が平らになるよう重しをします。補強の為、ガムテープも併用しました(邪道)。 | |
いよいよフロントブロックの接着です。表板面を面合わせにします(その結果、裏板面はブロックがはみ出ます)。 何度もセンターを確認しながら慎重にクランプしていきました。 ブロックの接着は必ずフロント側から行います。練習のつもりでエンド側からやると側板のバネの力でフロント側が一層接着しにくくなります(経験談)。 |
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乾燥後、クランプを外したところです。位置決め用のライニング接着は大正解でした。 ほら、フロントブロックも喜んでます(笑)。 余談ですが現在のMartinはこのように強度UPを志向した”L型”フロントブロックを採用しています(他社のキットはこうではありません)。それに伴い工作法がちょっと変わっています。詳細は後ほど・・。 |
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木枠に入れて、今度はエンドブロック側の長さを確認します。左右4mm程度切断することにしました。 | |
フロント側もそうですが、表板面の角は左右ともぴったり90度になるはずです。一応確認します。 | |
エンド側もライニング材の一片で位置決めです。同様に表板側は面合わせ(僅かにはみ出る位)、裏板側は0.8mm程度はみ出るように接着します。 | |
エンドブロックはテーパーが付いていないのでタジマサンダー、やすりで加工しました。誤って接着面(緩いRあり)を削ってしまい、反対面に手作業でRを付けました(苦笑)。 | |
エンドブロックを接着します。こちらも表板面を面合わせ(わずかにはみ出る位)にします。裏板面は大きくはみ出ますが、これは後で削ります。あまりに大きすぎるので事前にある程度の所までカットすると楽です。 | |
ライニング(リボン)を接着します。事前に濡れた布で綺麗に拭いてからタイトボンドを塗ります。洗濯バサミが大活躍です。 表板側は面合わせ(僅かにはみ出る位)、裏板側は0.8mm程度はみ出るように接着します。 手前のストローははみ出たタイトボンドを除去する為のものです。 約20分間隔で接着していきました。 |
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今回は裏面から先にライニングを接着しましたが、順番はどちらでも良いみたいです。引き続き表面にも接着していきます。 | |
全部接着したら表板面を下にして平らであることを確認し、このまま一晩乾燥させます。フロントブロックが垂直になるようにダイビング用の錘を載せました。 出来上がったこの枠(側板+ブロック+ライニング)を今後”リム”と呼びます。 |