Martinキット製作記
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ピックアップは折れそうに細いです。写真だと判りにくいですがサドルの溝に穴を開け、電線を貫通させます。
いよいよ仕上げ作業です。スポンジ磨きの上、コンパウンドで磨きました。
私はあまり磨きはしないほうです。
ブリッジを接着します。スケール長(ナットから12フレットまでの距離の2倍)に更に1/10インチ(2.54mm)後ろに1弦のサドルが来るようにするそうです。押弦時のテンション変化を考慮してのことです。
ブリッジ接着面の塗装を150番か240番のペーパーで剥がしました。
液状ニカワでブリッジを接着しました。普通の人はカムクランプを使いますが、私はダイビング用の錘(2kg)を使います。
ニカワはスチーム加熱で外せるので将来的な修復に便利です。しかし豚小屋のような臭いが苦手でして、私はブリッジ、ネック、指板にしか使いません。
ある程度固まってスライドしにくくなったらエッジ部分を押さえます。染み出たニカワは速やかにストローで除去し、水拭き清掃しました。
24時間乾燥後、ピンの穴を開けます。いきなり4.8mmのドリルで開けるのが一般的ですが、ブリッジプレートがバキバキになるのが嫌なので小さいドリルやリーマーも使いました。
サドル下のピックアップを通す電線も貫通させます。
プリアンプ、コントロールを繋ぐコードの長さを確定し再ハンダ付けしました。
写真では電池ボックスも既に接続していますが、この時点でハンダ付けすると通せなくなります(笑)。ピックアップ(ここには写っていない)と電池ボックスはボディに通してからハンダ付けします。
ペグを取り付けます。ペグ穴に入り込んだ塗料はリーマーで掻き取ります。回転防止の木ねじは必ず下穴を開けてから取り付けます(無理に締めると材がワレます)。

今のMartinは日本が世界に誇るGOTOHが標準装備です。
ナットの溝を専用やすりで彫りながら弦高調整もします。徐々に低くしていきます。
ナットの溝は6本平行でなく、ペグの方向に向けて多少斜めに彫ります。1、6弦はネックに平行ですが、3、4弦はハの字型です。
ナットは溝彫り、高さ調整が完了してからエポキシ接着剤で接着します。接着の際は弦を外したほうがいいです(弦を張ったままだと傾いて接着されてしまう)。
本来であればフレット摺り合せを行うところですが、特にビビる様子もないし、暫く弾いて様子を見ることにしました。
指板は6号機製作時に買ったオレンジオイルで清掃します。いい感じの色になります。
側板に開けたヴォリューム、トーンの穴周辺が弱々しかったので補強材を更に追加することにしました。他の補強材と同様、側板の裏面にタイトボンドで接着しました。
音出しテストです。音やヴォリューム動作は良好ですが、いまいちトーンの効きが感じられません。
でもよしとすることにしました。
写真では黒くて判りませんが、コントロールと外付け電池ボックスです。
皆様、永らくお付き合いありがとうございました。完成です。
鮮やかな青です。これならダキストのブルーギターにも太刀打ち可能??

最後になりますが、昔流行ったオヤジギャグをご紹介。
マイケル・ジャクソンの好きな色は? アオッ!

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