エレキギター1号機(通算5号機)製作記
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久々にネックに戻ります。 型紙を作り、ヘッドを切り出し整形します。ややスケールが長いので、SGのヘッド形状を維持しつつスモールヘッドにしました。 |
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ペグ穴を開けます。ギターは米国文化の為、殆どの数値はインチなのですが、糸巻きはドイツ製が強いのかφ10mmです。 最初から正確な位置に開ける自信がないのでピンバイスで表裏から下穴を開け、リーマーで広げます。 ペグ穴位置はヘッドの端から1/2インチ(12.7mm)が基本だそうです。長いとノブが当たり、短いと強度の問題があります。 |
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ついにネックを接着します。上下左右から挟む方式なので接着時のクランプは殆ど不要でした。 乾燥後、ボディを叩くとネックまで響きます。いい感じです |
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メイプルトップの「角」をネックのメイプルの高さまで斜めに削ります。 | |
ネックジョイント部も整形します。セットネックながら、SG-2000とほぼ同じ深さを達成しました。 | |
カッタウェイ部のバインディングチャンネルはネック接着後でないと着手できません。 ヤマハSGって本当に工数を度外視したこだわりのギターだと思います。 ピンバイスで下穴を空け、やすりで加工しました。 |
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パーフリングチャンネルもできました。 | |
アコギキットに付属していたゴムバンド(アコギでは使わなかった)を利用し、バインディング&パーフリングを接着します。 なかなかうまくくっつかず、アセトンを併用したり、専用の治具(後述)を製作したりしました。 |
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貼りつけ後、タジマサンダーとスクレーパーで仕上げました。 | |
いよいよフレット打ちです。 その前に廃材を用い、オーバーバインディング用に治具を作成しました。 |
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フレットをひっくり返し、このようにバインディングと当たる部分を削ります。 | |
ネックを握りやすくするよう、バインディング部のエッジはかなり丸くしたのでそのままではフレットとの隙間が大です。 ラジオペンチでエッジを曲げておきます。 |
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フレットが打ちやすいようにRをつけます。 実は最初、Rを付けずにやったのですが、シーソー状態(右を打てば左が上がる)で作業になりませんでした。アコギと違い、フレットが太く固いのと、購入した指板のRがきついことが原因です。 (後記:フレットのRつけはフレットを切る前、つまりワイヤーの状態でやるのが常識だそうです。次回からはそうします。) |
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フレット打ちは難航しました。 既に打ったフレットが、他のフレットを打つ際に振動で浮いてしまうのです(モグラ叩き状態)。 |
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そのためエポキシ接着剤を予め溝に充填することにしたのですが、ここで更に大変なことに。接着剤が溝を埋めたことによりフレットが入りきらないのです。先ほどの「シーソー」、「モグラ叩き」と同時だったのでパニックでした(苦笑)。溝を綺麗に掃除し、接着剤は微量にしてやり直しました。 次回はフレットベンダー等購入し、また接着剤はエポキシではなくタイトボンドにしようと思います。 |
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フレットのエッジをタジマサンダー(刃を細かいものに交換)で整形しました。 また、スクレーパで削ったバインディングをカメラのフィルムケースに入れてアセトンを垂らしてパテを作り、これをバインディングとフレットの隙間に充填しました。 |
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フレットのすり合わせもタジマサンダーです(邪道)。 |
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指板貼り付け前の記念撮影です。 ネックのセンターメイプルと、トップのメイプルの面を合わせています。 |
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ついに指板貼付けです。 バインディングセメントと木工用タイトボンドの同時接着です。 最初にバインディングのみ仮接着して一旦すぐ剥がし、次にタイトボンドを付けてまた剥がします。 その後、接着剤の乗りの悪いところを補って本接着です。 |
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あらゆるクランプを使って固定します。縦横どちらにもずれないよう、細心の注意を払います。 | |
ネック&ヘッドを削り出します。 削り過ぎないよう、時間を掛けて丁寧に行います。 |
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ヘッドの厚みも調整します。 シャーラーロッキングはシャフトが短くて最初驚きました。 ペグの回転防止穴(裏面)を空けましたが、注意してもやはり多少ずれます。多少バカ穴にしてボンドで練った木屑を充填しました。 |