エレキギター1号機(通算5号機)製作記
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指板ポジション埋めこみの為、ドレメルで溝を掘ります。その前に、位置が分かりやすいようにマスキングテープで目印をつけました。
ドレメルで黙々と溝を掘ります。
エポキシ接着剤でポジションマークを埋めます。
24フレット用は無いのでMOP材から自作しました。
サーフボードみたいなのは加工治具です。
タジマサンダー(ここでも登場)で表面を滑らかにします。
ヘッドプレートを貼付けます。今回はカーリーメイプルにしてみました。
指板にバインディングを付けるため、さらに削ります。
バインディングを貼り付けます。
バインディングセメントはLMIから購入できます(StewMacは可燃物ということで不可)。ABS樹脂はセルロイドより固く溶けにくく難航します。
【後記】現在は購入できませんが、アセトンがあればOKです。アセトンはホームセンターのFRPのコーナーで売っています。尚、アセトンは蒸発が早いのでこれを抑えるために少量の樹脂(バインディングと同じもの)を溶かしたものがバインディングセメントとして売られています。つまり自作できます。
ネックのテノン部を仮切り出ししました。でも仕込法はこれから考えます(苦笑)。

ネックとボディ材をにらめっこしながら、ネック仕込を始め今後の作業手順を検討します。(ボルト止めネックならこんなに悩みません。)
説明しよう!(ヤッターマン風に)
ネック仕込み角度はSG-T2実測値と同じ3°、メイプルトップは12フレットまで延び、これを上下からネックと指板で挟むことにより、弦のテンションにも耐え、かつヒールの小さい仕込みを実現しているのである!!

一年後には壊れているかもしれませんが、無い知恵を絞って考えました。
考えられる最大の欠点は工数が掛かることです。
【後記】製作後9年経ってもビクともしておりません。
ネック仕込部分は機械でないと私には精度が出せません。ルーター用テンプレートを製作しました。

(後記:ルーター用テンプレートをこのように薄い板で作るのは作業安全上宜しくありません。10〜13mmのベニヤがよいでしょう。)
ボディ側のネックジョイント部をザグリます。
ザグリは深さ30mm、幅40mm、奥行60mmとしました。
風呂場で漏電に注意しながらの作業です。削りカスが多いので新聞紙で養生しました。
ネック角度(3°)はネックのテノン側に付け、ボディ側は水平に掘りました。この方が作業が楽だったので。
ネックのセンターのメイプルはそのまま、サイドのマホガニは12フレット近くまで斜め3°に削り、ここにメイプルトップを貼り付けます。
ボディをのこぎりで削ぎ落とします。
メイプルトップは継ぎ目を自分で綺麗に仕上げなければなりません。
のこぎりで切っただけでは隙間だらけです。
カーボン紙(宅急便の伝票を使いました)を使って当たる箇所を調べます。
次に黒くなったところをタジマサンダーで削ります。これを黙々と繰り返します。
接合面が平になったらいよいよ接着です。
私は指で延ばしていますが歯ブラシがいいそうです。
クッキングシートはメイプル板が作業台(ベニヤ)にくっつかないために使います。
くれぐれもメイプルトップ、ベニヤバックのギターを作らないように・・。
アコギと違い、後々マホガニーのボディに接着するのでここでの接着強度は重要でない(重要なのは下面が平らなこと)と考え、手で抑えました。

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