一五一会レプリカ製作記録
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引き続きトップバー、フィンガー(トーンバー)、サウンドホール補強材(表板の廃材使用)を接着します。
1日乾燥後、整形しました。
さて、ヘッドブロックを作るのですが、過去の廃材(マホガニー)が沢山あるのでこれらを有効活用することにします。
といっても私はバンドソーを持っていないし、約100mm厚のブロックを手鋸で切り出す体力気力も無いので(苦笑)、ルーターと糸鋸で加工する手順を考えないといけません。
まずこんな風にルーターで彫り、
糸鋸盤でこんな風に切り出し、
もう一個の廃材もこのように切り(廃材の乾燥が良かったのか、刃の取り付け方を直したのが良かったのか、今回は48mm材も快適に切れました)、
角を落とし、
接着しました。高さ96mmのL字型ヘッドブロック材ができました。
ちなみに木目方向が横方向になるようにしないといけないようです。
本物のヘッドブロックの形状(特に表板側)は弦を外して覗いてみないとわかりません。まず不可能なので自己流で作ってみました。
さて、側板と裏板も厚みを調整します。今回は表板と同様、2.4mmにしてみます。
尚、アイチ木材加工には2.8mmにお願いしたところ、ほぼ正確に2.9mmで上がってきました。次回からはもっとキワドイ値でオーダーしようと思います。
例によってスダレ状に残しながら削り、最後はタジマサンダーです。
裏板のセンターに補強材を接着します。オリジナルはマホガニーのようですが、表板の廃材(スプルース)にしました。木目がこの写真で横方向になるようにします。
ヘッドブロックを整形し、ダブテイルもできるだけこの段階で彫っておきました。ドレメルでそこそこに彫り、斜め部分は彫刻刀で彫りこみました。
側板の厚みですが、楽器屋で自分の指の長さと比較したところ、約100mmでした。
ヘッドブロックが96mm(48mm厚マホガニー2枚分)になったので、これも何かの縁と思い96mmにしました。
早くも側板曲げです。作業台にテンプレート(赤いマジック)を描いて確認しながら曲げました。ベンディングアイロンの使用法は10号機(テナーウクレレ)に細かく書いたので割愛します。そもそも薀蓄を語れる程の腕は自分には無いと痛感してます。
側板とヘッドブロックを接着します。クランプしにくいので手で押さえました。
表板を載せて記念撮影です。雰囲気が出てきました。
ショルダーブロック(私の造語)も作りました。
以前楽器屋で試奏した際にボディ内を覗き込んだら、エンドブロック的なものはありませんでした。底板をやや厚くしてエンドブロックの代わりにしているのではないかと推測し、このような構造にしました。
どんどん組み立てていきます。奥側の側板に貼ったIの字の板は補強材です。アコギではよく付いていますがオリジナル一五一会にはありません。どうも側板が波打つ(素人技)ので、”補正材”として入れています。廃材の中からローズウッドっぽい材を見つけ切り出しました。
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