テナーウクレレ製作記録
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ネックをザクザク削っていきます。木目方向によって使いやすい工具が異なります。糸鋸、小刀、彫刻刀、カンナを駆使します。
ダブテイル部分もある程度整形しておきました。
ちなみに右が作り直したヘッドブロックです。木目が横方向です。
いよいよ側板をヘッドブロックに接着します。その前に側板の長さを調整します(若干長めだったので)。
私は例によって、ライニングの一片を位置決めを兼ねて先に接着します。
ヘッドブロックの接着です。詳細は失敗した4号機、反省を活かした6号機の製作記録をご覧下さい。
引き続きテールブロックです。
さて、これで全音キット(ソプラノウクレレ)と同じ組立状態になりました。記念撮影です。
ちなみにUkulele Supply of Hawaiiのキットには弦が含まれておりません。国内をいろいろ探しましたが結局ハワイからの通販が一番安くて速いと判明しました。注文後、僅か4日で届きました(サイトには2〜4weekとあります)。テナー弦(4弦Low G)が$5.65、ついでに買ったソプラノ弦が$3.50、送料$3.95でした。今回は海外分の送料差額請求はありませんでした。
さて、まずはライニングの接着です。全音キットと違い、アコギと同じような切り込みの入った三角形のライニングです。
全音キットでは力木はリムに突き刺さりませんが、今回はアコギと同じように突き刺すことにしました。但し側板への貫通は避け、ライニングだけ位置を下にずらして力木の入る凹みを作りました。
力木はスプルースの角材が入っているだけです。糸鋸盤で大まかにカットし、
タジマサンダー、やすりで仕上げました。
裏板用はわずかにアーチをつけました。プランにはR15インチとありますが、そんなきついのは無理なので中央とエッジで2mmの高低差のRにしました。

【後記】あとちょっとアーチがきついと尚良かったみたいです。
裏板についても厚みを若干調整しました。表板でもやりましたが、私の得意技(”超”邪道です)、ドレメル+ルーターベース+バインディング用ビット(底面使用)でフライスを掛けた跡です。
このようにスダレ状に残しながら削り(これをルーターベースのガイドにする為)、最後はサンダーで削り落とします。まじめにゼロからサンダーで削るより速くて正確(?)です。
表板のブレースを接着します。
裏板のブレースも接着します。センターには割れ止め(これも付属)を接着します。割れ止めを先に接着するか、力木接着後に接着するかは好みの問題です。
さて、表裏板接着前に力木のエッジをリムにピッタリはまる長さ・厚さに調整します。
表板のファンブレースですが、エッジをどの程度滑らかに薄く削ればよいのか参考資料が手元に無かったのでテキトーに削りました。
表板の接着です。最初から全点クランプするのではなく、4箇所程度仮止めし、位置ずれが無いことを確認してから全点クランプしました。
さて、表板の接着が終わりました。記念撮影です。この光景を見ると弦楽器を作っていることを実感します。
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