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裏板を接合します。
表板も同様です。
StewMacから購入した資材です。ロッドは今回もカーボンです。三線用にも1本です。無くてもよいと思いますが、今回はネック(棹)を柔らかいマホガニーで作るので折れ防止も兼ねて入れることにします。
指板はレスポールと同じものです。なんとなくこれ位が良さそうだったので。但しフレット幅はミディアムです。
三線の糸巻き(カラクイ)と絃(チル)です。もちろん本場沖縄(える・おきなわさん)から購入しました。カラクイは黒檀製が一般的でむしろ安価なのですが、今回は紫檀にしました(色が合いそうなので)。三線部分はもちろんフレットレス、左手で触る部分の形状はなるべく三線と同じにします。
表裏板を10mm位の余裕をとってカットします。
厚み調整前にブレースパターン、サウンドホール位置をテキトーに考えます。
厚み調整です。例によってドレメルでスダレ状に削りタジマサンダーで整えます。
厚みは思い切って(本当は削りすぎて)一五一会レプリカと同じ2.4mmにしました。気楽に弾きたいので細めの弦を張ろうと思います。
本番用ブレースパターンを描きました。と言っても素人の創作楽器なので何の根拠もありません。過去の作品で得た経験を元にテキトーに描いてます。
念のため方眼紙に写し取っておきました。いつかCAD化するかも。普通と順番が逆ですね(笑)。
一五一会レプリカ製作時の残り材でブレースを切り出します。
柾目材を長く直線に切るのは手だと大変ですが、糸鋸盤ならラクチンです。
そろそろネックの準備もします。どちらもアイチ木材加工の標準品(ヘッド角付き、アフリカンマホガニーAで1,100円)ですが、上がエレキ用(厚みがありやや長い、耳付き)、下がアコギ用(幅が広い、ヒールは継ぎ足し)です。今回三線部分はエレキ用で作ります。
さてサウンドホールを空けます。ドレメルのフリーハンドにしました。
ブレースを加工、接着していきます。
こんな感じにしました。ブリッジプレートはメイプルもローズも切らしていたのでマホガニーで妥協しました。

【後記】
最終的にはもう少し低く細くしています。
表板を接着する前にブレース先端が刺さる部分を加工します。仕切版の所は貫通し切らないのでドレメルを使いました。
裏板もこの時点でそこそこ仕上げます。表板を接着してしまうと裏板のブレース先端が突き刺さる部分の加工が面倒だからです。
黄色いマスキングテープは削る位置の目印です。
こんな風に削りました。仕切板の所は表板と同様にドレメルを使いました。
さて、表板接着面を平らにします。
なるべくはみ出し部を小さくした方がスプールクランプが締め易いです。
表板を接着します。タイトボンドです。
尚、本作品以降、裏板はニカワで接着する予定です(将来的に分解補修できるように)。
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