チューブアンプ キット製作記録 (No.1 No.2 改良TOP

電源トランスを固定します。たまたまこんな工具があり、サイズ違いにもかかわらず締め付けることができました。
出力トランスも固定、配線を通します。
基板を固定するビスはガラクタ箱に転がっていた少し長めのヤツにし、ナットをスペーサー代わりにしました。
【後記】
間のナットは出力トランス固定ナットです。ビスが長く突き出しており、最終的にビスの頭をこちら側にしました。最初からそういうものだったのかもしれません。
基板取り付け前にシャーシーにアースする部分をハンダ盛りしました。私のハンダこてはワット数が小さいのですが、ハンダ盛り部分をペーパー、やすりで磨き、じっくり温めれば何とかなります。でもポロっと剥がれないことを十分確認します。
配線のハンダ付けです。奥の方から片付けます。
私はワイヤーを予め端子にからげてから(シャープなピンセットを使います)ハンダを流してます。
端子・ワイヤー双方を予備ハンダして溶かす方が早いですが、ハンダはあくまで接着剤だと思うので、端子とワイヤーが確実に接触する方法にしてます。
下半分が終わりました。
ヒューズボックスのコンデンサはこの位置で片足をハンダ付けしてからグルンと奥に回転させてもう片方(シャーシーにアース)をハンダ付けしました。
【後記】
電源の白と黒は後日、逆にしています(黒がホットだった為)。
ゲインのボリュームPOT(写真左)は回転留めの出っ張りを除去し、3本足の1つを折り曲げてPOT本体にアースします。エレキの回路でおなじみの方法です。POT本体はシャーシー(金属製)に取り付けることでアースされます。
電源ランプ(この時代、LEDは無かったそうです)のソケット(写真右)は片側ア−スする必要があります。端子を回転させての位置でハンダ付けします。セッティングして判ったのですが、先述の通り、基板が手前に出すぎてコンデンサ(一番大きいヤツ)がソケットと干渉しました。
【後記】ヒーター電源を片側アースとしないならば端子の回転&ハンダ付けは不要です。
これが出力トランスを付け替えた様子です。ナットを外にしました。
インプットですが、いろんなハンダ付けのやり方ができると思いますが、回転止めにアースや抵抗を渡らせるのが良いようです。
左右どちらをハイゲイン側にするかにもよりますが、このように配線しました。左側がハイゲイン(エレキギター用)、右がローゲイン(オーディオ等)です。今回はCH1(シャーシーに印刷済み)にハイ、CH2にローに取り付けました。
スピーカーへの出力ソケットですが、古典的なタイプだそうです。
先端からハンダを流し込みます。さすがに今回は予備ハンダをしました。
白線はセンター、黒線はアースです。黒線はソケットの外側にハンダ付けしました。
スピーカー端子はハンダ付けです。右が「プラス」と書いてあったので白線を右にしました。
とりあえずこれで組み立て完了です。
真空管を挿さない状態で配線を外観チェックし、ヒューズとランプ(挿入してひねって固定する)を入れ、電源を入れます。
電源トランスの2次側は設計通りAC350V(Red線とRed/Yellow線間)出ていました。
【後記】
この写真は電源トランスのタップを120V(ホワイト)に変えてから撮影しました。その為290Vとなっています。私が左手で持っているのは外してビニルテープを巻いた100Vタップです。
次に真空管を挿入し、レイアウトに記載された箇所の電圧を測定します。16MFのコンデンサの+側でDC340±20%(つまり272〜408V)ならよいそうです。
【注意】
テスターの先端で端子間をショートさせないよう注意します。真空管の脱着は電源スイッチを切りコンセントを抜いて行うのは当然ですが、コンセントを抜いてもコンデンサは暫く高い電圧で帯電していますので感電には十分注意をして下さい。
とりあえず完成としました。パワ−管だけ火傷するほど熱いので心配しましたが通常こういうものだそうです(byのぶさん)。早速デモ演奏です。CHAMPのいい点はハイ・ロー2入力あることです。これによりシンセサイザーとエレキギターがアンプ1台で演奏可能です。1ヶ月後に迫った長女の発表会の練習録音をしました。MP3ファイルはこちら
【使用器材】
 
1)アンプ:できたてTWEED CHAMP、入力は2CH同時使用
 2)楽器:ローランドRD-500(電子ピアノ)、私の12号機(レスポール)
 3)演奏者:電子ピアノ・長女(6歳)、エレキギター・私(37歳)
 4)録音器材:前の職場のゴミ箱から拾ったパソコン用マイク&私のパソコン

これで親子の絆も深まるというものです(笑)。
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