StewMacキットの製作(No.1 No.2 No.3 No.4) TOP

ピックアップ自作第一弾として、まずはStewMacのキットに挑戦してみることにしました。ストラト用シングルコイル、ハムバッキングの両方作ってみます。
これがストラト用シングルコイルの材料です。ポールピースは磁性体ですが、出荷時はチャージされていません。コイル巻き後に別の磁石を用いてチャージさせるそうです。こういう作り方をしているとは私も知りませんでした。
こちらはハムバッキング用。こちらはピックアップ下部にバータイプのマグネットを置き、ポールピース(磁性体ではない)を間接的に磁石にします。写真は割愛しましたが、キットにはヴィンテージタイプのケーブル(単芯)も付いています。
後記】StewMacのキットのボビンはの部分が切り欠かれていませんが、最終的にカバーを付ける場合、ここを切り欠いたほうが配線が挟まれにくくなります。片方のみ(コイルの巻き始め、巻き終わり側)でOKです。
これはコイル材(線径はAWG42)です。コイル巻き機と同じカナダ製です。思ったより小さい(少ない)ですね。
【後記】2011年11月現在、この1巻きでシングルコイル3個、ハムバッキング1個半巻いていますが、まだ残っています。但し消費につれ、糸巻きの縁に引っ掛かりやすくなるので、縁をカット(ニッパーで切り、タジマサンダーで磨く)するとよいです。他に正当な方法もあるんでしょうけど。
コイル巻き機は自作できますが、人柱を兼ねて購入してみました。
組み立てが完了しました。可変速、カウンタ、ガイド付きで、時計方向・反時計方向両方できるのが特徴です。ちなみにStewMac製ではなく、カナダのSchatten Design社製です。メーカーサイトには説明書や部品表もあるので、自作される方は参照されるとよいと思います。
今後に備えてボビンを採寸しておきました。多分今後はオリジナル形状にします。シングルコイルは上下で厚みが違うこと、ハムバッキングはアジャスタブル(ビス)側、固定(スラグ)側で穴の断面形状が全然異なることを初めて知りました。
さて、リファレンス用に既製品をあらためて観察し直します。こちらはStewMacのGolden Ageのシングル。黒い布テープを巻いた上にシールドの銅箔を巻いていますね。
こちらは同じくGolden Ageのハムバッキング。シールドをプレートにハンダ付けしていますね。ロウまみれです。
コイルのワイヤー(AWG42)とリード線のハンダ付け箇所を観察します。巻き始め、巻き終わりとも黒いビニルテープ(コイル表面のリード線側に半周ほど巻いてある)の外でハンダ付けし、その上から黒い布テープでグルグル巻いてありました。ということは巻き始め側もコイル巻き後にリード線をハンダ付けしているということですね(シングルコイルと同じですが、StewMacのハムバッカーPUキットの説明書では巻き始めは予めリード線をハンダ付けする指示になっています。厳密ではないようですね)。リード線の被服にもAWG42がグルグル巻かれているのが面白いです。
2つのコイルをベースプレートに固定した後、幅の広い黒布テープでさらにグルリと一周巻いてありました。
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