ラップスチール製作記録
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弦を張ってみました。表から弦交換ができるタイプは非常に便利です。
こんな感じです。ネックが極太の為か、トラスロッドがなくてもびくともしません。
生でも結構鳴ります。ラワンを見る目が変わりました。
さて、ナットだけはどうもいただけず、アルミアングル(巾、高さとも15mm)で作り直しました。ヘッドが僅かに傾斜しているのでドレメルで水平に削りました。
密着性の向上の為タイトボンドを塗り、木ネジ3本で止めました。ナットの溝はいつものナットファイルで削りましたが、通常のギターほどは精度はシビアでないと思います。
さて問題です。左の怪しい材は何でしょう?
回答:ピックアップのキャビティを通常のエレキと同じ深さ(24mm)にしたのですが、弦高が高いラップスチールでは浅くする必要があることに気づき、ゴマカシの埋め木(厚み9mm)を作ったのであります。
今回は意地でも高級材は使わないポリシーなのでここもラワンです。
そのくせピックアップだけは超高級のEMGです。かなり高めにセットしました。
配線ですが、一旦電池ボックスを通り、コントロールキャビティに貫通させました。
深い意味は無く、通線しやすかったからです。
EMGはシングルコイル1個でもヴォリューム、トーン(キャパシタ付き)、ジャック等が付属しており、配線も殆ど済んでいます。
便利といえば便利ですが、ちょっとつまらないですね。
回路はこんな感じ(回路のお話のコラムで紹介した図です)。
赤紫部分が普通のパッシヴと違うところです。
これはハンダ付けが終わったところです。
お気づきかもしれませんが、シールド塗料は塗っていません。弦アースもしていません。
アクティヴの場合、しないほうがいい(してはいけない?)ようです。
ピックガード材(Red Special製作事の残り)でカバーを製作しました。
ジャックプレート、ノブを取り付けます。
早くも完成しました。
外観は無骨ですが、造りが単純だけに丈夫そうです。
楽器としての完成度は過去最高かも(笑)。
これから暫く演奏の練習です。
【後記】
ちなみにこんな風に演奏します。面白いでしょ?
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