超合体シリーズ(21号機)製作記録(No.1 No.2 No.3 No.4) TOP

形状の異変に気がつくでしょうか?
実は今回、ロングスケール採用による重量バランス変化を考慮し、ブリッジ位置を本家ヤマハSGよりエンドピン側にずらしたのですが、さすがにハイポジションが弾きにくそうなので一弦側のカッタウェイを多少深くしました。
20号機と同様、フェルールを使ったボルトオンとしました。こちらも若干ですが左右非対称になります。
記念撮影です。
ロッドチャンネルを彫ります。Wアクションとカーボン2本の3つ、ドレメルのフリーハンドです。
ヘッドに耳を付け(補強の為)、カーボンロッドのエッジを処理し(削りカスは鋭く危険なので目に入らないよう注意)、ヘッドプレートを接着しました。
指板を接着しました。
ルーターで贅肉を落とします。ヘッド形状は5号機と同じにしました。写真には写っていませんが、Jw_Cadで印刷した型紙を貼り付けてフリーハンドで削りました。今のところテンプレートは全く使っていません(コツが要るのでマネしないで下さい)。
ネック裏が平らなうちにフレットを打ち、タジマサンダーでエッジを整え、最後に裏面をのこやすり等で削りました(製作記録省略モード・・)。
シュパーゼルです。軽くてカッコよくて安価(機能の割に)なので私の標準仕様になりつつあります。耐久性と精度に難ありそうですが。
最近妙にドレメルの深堀りトラブルが多く、気が滅入っていたのですが、コレットチャックの摩耗のようです。
左が新品、右が2003年からずっと使っていたヤツです。思えばコイツでどれだけの数の作品を作ったことか・・。長い間ありがとう。
トレモロを付け、早々に弦を張ります。今回の売りである、弦を張ったままピックアップをスライド脱着させる機構を確認したかったからです。トレモロ無しならボディ裏から脱着させる方法がありますが、妥協したくない性格なもので(笑)。

尚、トレモロのネジ穴ですが、Jw_Cadで型紙を作成(ピッチは10.2mmです)、印刷し両面テープで貼り付け、ドレメルでそこそこ下穴を彫ってからドリルで開けたら位置ずれすることなくうまくいきました。
もう一つ確認したかったのが、合体機構の弦振動への影響です。
でも弦を鳴らした状態でBパーツを乗せると劇的に振動が増しました。またひとつハードルを超えた気分です。今後ここにはOリングを噛ませ、タキゲンのパチン錠で固定します。水中カメラハウジングと同じ機構です。
ピックガード(ピックアップのスライド機構隠しも兼ねる)、コントロールパネルの形状を検討します。レスポール・レコーディングを彷彿とさせる、いかにも”電気のおもちゃ的”デザインにします。材質はこれから検討しますが、コーラルブルーサンバーストに映えるようにするには黒い塩ビよりローズウッドかアルミ板のほうが良いかも。
合体部分にOリングを噛ませます。森清商事さんならどんなサイズでもOKです。いろんな材質がありましたが、とりあえずオーソドックスで安価なニトリルゴムのタイプを発注しました。
チャンネルを彫りました。やはり机上の計算通りにはいきませんね。後日小さいものを買い直します。
あまりぐにゃぐにゃにするとかえってシール性が落ちそうなので、シンプルな形に変更しました。一度掘ってしまったところはマホガニー片で埋め戻しました。
溝の内面は滑らかにする必要があるので早々にシーラーを塗ります。
パチン錠の凹みを彫り、ボディ表面と面一にしました。指板も若干えぐっています。
記念撮影です。トレモロ付きにもかかわらず、弦を張ったままPUの交換ができます。勿論Bメカも。まさに夢のギターです(私にとって)。
尚、ボディの鳴りはこのままでは小さいので(パチン錠が多少伝えてくれますが)、合体面に振動伝達のボルトを打ちます。
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