超合体シリーズ(21号機)製作記録(No.1 No.2 No.3 No.4) TOP

まずピックアップの着脱機構を作ります。アイチ木材でアコギ用側板・バック板として売られている5mm厚のアフリカンマホガニーですが、一般工作材料としても最適です。
ちなみにこのピックアップ、StewMacのキットから作った自作品です。


【後記】写真では左右非対称ですが、最終的には対称にしています。
可能な限り薄くしたので裏面はこのように耳部分が貫通しています。またビスの足は約1.5mm短く切ってあります。
エレキギターのボディ厚は45mm前後、ボディ裏のトレモロスプリングのザグリは20mm弱、ハムバッキングの耳のザグりは27mm程度、20+27<<45としなければなりません。普通なら両立はムリです。

そこでですが、妥協点を探りました。18号機(オールインワン)での実績ですが、スプリング裏は17mm位まで妥協できそうです。またハムバッキングはあまり深め(低め)にセッティングすることは無いと仮定し、22.5mmまで妥協します。これで5.5mmの厚みが確保できます。まあこれが限界でしょう。
材が揃ったので記念撮影です。
アイチ木材のギターボディ材は通常センター合わせ2ピースですが、敢えて3ピースとしました。パチン錠は水中カメラハウジングでも使われるタキゲンのC-526(スプリングキャッチ)です。ホームセンターには売ってないのでメーカー直販です。
ネックはマホガニー(加工が楽なので)、写真右に写っている白っぽい材は5mmのメイプルトップです。
ずーっと作業中断していましたが、16か月ぶりに再開です。Bメカのスピーカーユニットです。16か月の間に使い込んだJwcadで型紙を作り印刷、材に貼り付けて切り出しました。結構精度が出ます。
こんな感じです。中央がギターアンプ、左右がオーディオスピーカーになります。
裏はこんな感じ。
前回(18号機)と同様、首長ゲンコを利用したスピーカー回転機構を設けます。

オーディオアンプも前回と同様、秋月電子のキットですが、ステレオタイプです。アナログアンプを2個使っても同じだと思いますが、18号機で不採用で余っていたのでこれを使います。
シンクロトレモロ、スライド式(着脱式)ピックアップ、ギターアンプ、オーディオアンプ、エフェクター、電池・・。これをいかに小さく詰め込めるかが課題です。
Ginga Dropsさんからパーツを単品購入し、ギターアンプ、ディストーションを作りました。自主設計ではなくR社の雑誌やムックを参照しました。
メイプルトップを切り出しました。ニッポン男児らしくヤマハSGシェイプです。但し今回はフラットトップです。
ルーターでどんどん成型していきます。ピックアップを左右どちらから引き抜くのがよいか模索中です。
三日三晩よく寝て(風邪で)考えましたが、コントロール側から交換することにします。合体面側だと(カットすることにより)強度の問題が出そうなので。
メイプルトップを接着し、これをテンプレートにして周辺をルーターで整形しました。
さて、一旦ネックに移行します。材料は1年以上前に買ってありました。材はアフリカンマホガニー(勿論カーボン入れます)、ペグは軽くて安価(StewMacで買う場合)で美しいシュパーゼル、指板はローズウッドのコンパウンドです。私の”標準仕様”です。
ヘッドをフェンダータイプ(ヘッドと指板が平行で段差あり)にするかギブソンタイプ(ヘッドに角度あり)にするか迷いましたが、結局後者にしました。今回は継ぎ足しヘッドにします。
ボディ裏を整形しました。コンター加工もしてあります。
ネックはボルトオンですが、7号機(レスペ)・20号機(ルカサー)を踏襲し、ボディに深く食い込ませます。
こんな感じにしました。こうするとボディとネックの接触面積が大きくとれるのでセンターずれしにくく、強度的にも有利です(多分)。
まあ元々は私の加工精度の悪さを補う為に考えた姑息な手段ですけど(苦笑)。
指板は”貝より始めよ”であります。まずインレイを埋めます。
5号機の「資材購入リスト」を見ると、当時ヤマハSGのインレイを随分安く買っていたのですが、同じショップに問い合わせたところ3倍近く値上がりしていたので諦めました(ひょっとして前回が間違ってたのかな)。
超円高の今、貝の量に対し最も安かったのはStewMacのレスポールカスタム用だったのでこれを購入しました。
R付き指板に幅広の平らな貝なので、凹みを平らに彫り、埋めた貝の表面をRに削るのは案外手間でした。
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