HOSCOテナーウクレレキット(TU-KIT-5)の製作 (No.1 No.2 No.3

行きつけの田子(西伊豆)のダイビングショップから貝殻をたくさんもらった御礼にテナーウクレレを作ることにしました。HOSCO製ですが、StewMacから売られているものも同じだと思います。ボディは美しいアフリカンマホガニー(サペリ)ですが、ネックはラワン(通称フィリピンマホガニー)っぽいですね。
HOSCOのキットはこれで3回目ですが、これまで部品が全て揃っていたことは一度もありません(苦笑)。今回はエンドブロックが欠品でした。クレーム対応で懲りて生産中止になって欲しくないので今回は廃材で自作しました。
キットの説明書には「組立に必要な部品が不足ではせっかくのキットも完成することができません」と書いてあります。
「欠品部品を自作するスキルと道具が無いと、たとえ部品が揃っていても完成させることができません」というのがこのキットの実情ではないでしょうか(苦笑)。
諸悪の根源、一体物の側板をお尻でカットします。案の定、左右非対称でした。しかもお尻のセンターライン(ベンディングマシンの跡?)と思われるところでカットしたらこれもずれていました。
ベンディングアイロンで補正します。もうこの時点で初心者向けキットでは無くなっています(苦笑)。モールドは10号機のものを形状補正して使いました。
16号機で採用したアイデアです。ライニングを少し食い込ませ、側板の割れを防止します。
ライニングを接着します。このクラスだとアコギと同じようなライニングでないと厚みが稼げないと思いますが、まあいいか。
頂いた貝殻のうち、夜光貝は今後の作品用に大事にとっておき、今回は特大サザエ、アワビを使います。
ダイヤモンドホイールの威力は凄いです。まるでプラスチックのようにすらすらカットできます。気をつけないと私の指も一瞬かも。
貝の厚み調整は、樹脂板に溝を掘った治具を使いました。
木目とセンターラインが斜めにずれてます。後で可能な範囲で補正します。
製作記録(No.1 No.2 No.3
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