Jw_cadによる楽器設計 TOP
4.応用編1 カタログ、ネット上の写真からCAD図面を起こす

まず雑誌やネットオークション、Googleの画像検索等から参考写真(正面から撮った写真)を入手し、BMP形式で保存します(JW_CADはBMP以外不対応の為)。画像サイズはテキトーで結構です。640×480ピクセル程度でも十分です。

JW_CADを起動し、作図ウィンドウに先ほどのBMP画像をドラッグドロップし(ここで文字入力のウィンドウが出ますが深く考えなくて結構です)、適当な箇所でマウスを左クリックすると画面に画像が貼り付けられます。

ギターの輪郭をなぞるように曲線を描き、作図実行を左クリックします(画面は分かりやすいよう、線を太いグリーンに表示しています)。またブリッジ位置(1弦がよい)と任意のフレット(最終フレットがよい)の上を直線でなぞります。

ここでBMP画像を消去するか、描画を違う場所にコピーし、24フレットとブリッジの距離を測ります。38.68mmと出ました。このギターは24インチスケールであることが既知です。ということは24フレットとブリッジ間の実際の距離は152.40mmです(スケール長とフレット間隔の関係はこちら)。つまりこの描画を152.40/38.68倍すれば実寸図になります。

CADの拡大縮小機能を用い、実寸に変換します。JW_CADの場合、複写→倍率で数値入力できます。これで実寸図ができました。
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