7号機改修作業 前半 後半) TOP

ピックアップキャビティもTri Sonicに合わせ拡大します。深さはストラト用より多少浅めでも良いのですが段差を埋めるのが面倒なのでそのままにしました。
サイドポジションも入れ、ペグ穴も開け、木工が終わりました。でもこれからの作業をじっくり丁寧にやります。前回に比べ随分スリムなネックですね。
ネックの塗装は7号機製作当時と全く同じ(目止めも着色もStewMac)にしました。チェリーレッドがちょっとケバくて嫌いです(苦笑)。グレインフィラーですが、ホンジュラスマホガニーの時程は汚ならしくなりませんでした。また復活させようかな。
とりあえず着色が終わったところで記念撮影です。右奥が新ネックです。このようにヘッド角が違います(テンション確保の為)。
ネックの厚みも随分違います。前回(手前)もオリジナルよりは随分薄くしたつもりですが、今度は徹底的にスリム化しました。厚みは12フレットで21mm(指板込み、フレット含まず)、1フレットでは僅か19mm(同じく指板込み、フレット含まず)です。かなり勇気の要る薄さですが12号機の実績があるので心配していません。カーボンロッドのおかげです
ここも変えたところです。弦落ち対策で指板をテノンより幅広にしています。オリジナルは指板幅がハイポジションとローポジションであまり変わらない(つまり指板が長方形に近い)ので面一でOKです。
今回もヘッド裏に自作デカールを入れてしまいました。その後8回クリヤコートです。3回吹いた後は、ペーパーがけして吹いての繰り返しです。
ネックの塗装が硬化するまで1週間待ちます。とりあえず記念撮影、いい感じですね。
コンパウンドがけの後、ボディにボルト止めし、ピックアップキャビティに導電塗料を塗ります。
おまちかね、Tri Sonicの取り付けです。付属のビス&スプリングはピックガードマウント用なので少し細めのビスとシリコンチューブを使いました(前回と同じです)。
配線です。ピックアップの交換のみなのでカンタンです。
こんな風に処理しました。ピックアップの単独アースはラグを付け、スイッチに挟みました。
コントロールパネルを留めます。
その上にピックガードとピックップマウントリング(両面テープで貼ってあるだけ)です。Tri Sonicの大きさに合わせ、予め開口部を拡大してあります。
糸巻き、ナットを付けて完成です。・・と言いたい所ですが、
試奏していたのですが、どうもしっくりきません。私の持っているエレキが全てアーチトップの為か、ストロークするとピックガードに当たる感じです。
気休めかもしれませんがストラトと同様ピックガード分ネックの仕込みを高くすることにしました。結構大修復ですが、今後フェンダー系3連発を予定しているのでやってみることにしました。
ヒールの部分は2mm程度嵩上げしてもカーブが不自然になるので思い切って切断・継ぎ足しました。結局修復前の7号機みたいになりました。シースルーカラーの部分修復です。難易度は高いですが挑戦のし甲斐があります。
元模型ヲタクのメンツに懸けて、何事も無かったかのごとく修復しました。最初からヒールは継ぎ足しだったと思ってください(苦笑)。
ネックを外して記念撮影です。どこをどう修復したか判りますね?
僅か2mmの補正ですがアーミングやストローク時の操作性が随分良くなった気がします。
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