7号機大改修 TOP

 皆さん、お元気ですか。私は相変わらずマイペースで自分のやりたいことやってます。ノルマや上司の命令に左右されない楽器製作は楽しいものです。
 しかしながら本サイトもエレキギター主体のはずが、12号機の完成以降、1年以上エレキ製作がありません。「スケキヨとかニコイチエとか馬鹿なこと言ってないで早くエレキ作ってくれよ!」とお思いの方もいるかもしれません。
 とういうことで、ネタ作りになってしまいますが、7号機(Red Special Plus)を大改修することにしました。製作記録上は私の最高傑作ですが、完成を急いだ為、詰めの甘い作品になっており、全く使っておりません(苦笑)。実は5号機もトレモロスタビライザー設置、ナット交換等をやっており、格段に使用性が改善されています。
ということで、7号機大改修の始まりです。

そうそう、最初に言っておきますが、私は「究極のレプリカ製作」は目指しておりませんし、ブライアン・メイおよび彼のサウンドに対する知識もこだわりも実はそんなにありません。ギター製作が楽しいだけです。今回の改修は「ダメ直し」が目的であり、オリジナルに近づけることが目的ではありません。ドンズバコピーを目指す方はあくまで参考程度に見てやって下さいませ(笑)。
 さて、下の写真が7号機の現在の姿です。弦とナットは他の作品の調整用に取られ、寂しい姿をしています。
 一番気に入らない点はネックです。グリップが太いです。オリジナルは極太の厚いネックですが、スケールが短く(24インチ)指板が長方形に近い分、ハイポジションでは案外グリップが細く感じるのではと思います。
 また私の作品はポールリードスミスのスケール(25インチ)の為でしょうか、マホガニー1ピースネックがテンション負けしている感じがします。トレモロ操作の度にしなる感じがします(多分気のせい)。
 ということで、今や私の標準装備(?)となったカーボンロッドを埋め、ネックを薄く、グリップをぐんと細くすることにしました。
それと製作上のミスもあります。シンクロトレモロはブリッジの弦間ピッチが大きいので、指板幅も大きくしないといけませんでした。ハイポジションは弦落ちの一歩手前です。8号機以降は気をつけています。
細かいことを言うとボディのこの辺も気に入りません。もうちょっと出っ張っていると思います。でも今回はここまでは補正しません。
ヘッドはオリジナルと同様、4°と水平に近くしたのですが、ここでのテンションが稼げずトレモロをフローティングに調整するのが難しいです。トレモロの型式とスケール長、ネック形状とのバランスが重要みたいです。ですので今回は一般的な14度にします。
【後記】14度にすると材の歩留まりが大きいので、10度にしました。
TOP